先日から、ドンドン広がりを見せる事故米のニュース。
昨日は三笠フーズの事故米転売先が発表され、そこへの風評被害も懸念されています。
食の安心安全について、またまた考えさせられる事件が起こってしまいました。
しかも、今度は、私たち日本人の主食である米が主役なのですから、
無関心ではいられませんね。
日本人は農耕民族ですから、昔から穀類や、食物繊維の多い根菜類などを食べて
生活してきました。
なので、肉食中心の欧米人に比べると腸が80cmほど長いと言われています。
そのため、近年の食の欧米化は、様々な生活習慣病の原因のひとつと言われています。
今回、食料市場に出回ってしまった事故米からは、
基準値の数倍という農薬やカビ毒が検出されています。
太田農水大臣の「基準値の数倍程度なんだから、あまりジタバタしてない」なんていう
無責任な発言がありましたが、この基準値というのはいったい何なのか、
ちょっとお話ししたいと思います。
農薬は、大量に摂取すると、死に至ることもあります。
しかし、農薬は適正な量を適正な時期に使用すれば、
日本のような狭い土地での農業には欠かせないものであることも確かです。
事実、ある大手の食品加工メーカーでは、キチンと農薬を使用した農産物しか原料として
使用しないというルールが決められているところもあります。
そのため、農薬について、様々な動物による試験を行い、
どのくらいまでは大丈夫かという値を求めます。
(仮にこの値をAとします)
もし、農薬の基準値をこのAとしてしまうと、動物による差もありますし、
このA以上の量を間違って食べてしまった場合、
何らかの健康被害が出ることも考えられます。
そこで、さらに基準値にはAに安全係数という数値(通常は100分の1程度)をかけて、
基準値にしているのです。
簡単に言うと、基準値=A×1/100なので、かなり安全な量ということになります。
だから、太田農水大臣の発言みたいなものが出てきてしまうんでしょうね。
さらに農産物には2年ほど前にポジティブリスト制というのもが導入され、
残留農薬基準0.01ppm以下という値が決められました。
(ちなみに、0.01ppmというのは、25mプールに農薬を1滴落としたくらいの濃度です。)
このポジティブリスト制を簡単に説明しましょう。
農薬はジャガイモに使うものとキャベツに使うものは種類が違います。
ポジティブリスト制が導入される前は、キャベツからジャガイモの農薬が検出されても、
取り締まる基準がなかったのです。
しかし、この制度の導入によって、キャベツからジャガイモの農薬が0.01ppm以上
見つかると、このキャベツは出荷できなくなります。
このように、規定外の農薬が検出されても、その農産物は出荷できないということを
決めたのがポジティブリスト制なのです。
ちょっと長くなりましたが・・・
基準値は、確かに安全を確保するための目安なのかもしれませんが、
きちんと検討して決めたものなのですから、
キチンと守って欲しいものです。












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